午前五時の殺風景

ミステリとホラーを好む社会人。音楽もたまに。日々言葉が死んでいく。

感想

名探偵のはらわた 感想

そういえば、はらわたの感想を書いていなかった。 これは初読の時に「白井先生なら作風が変わっても売れ続ける!」と(偉そうに)確信できたくらいには衝撃を受けた作品で、大好きなはずなのだけど……。 会社に持っていっていた時に、表紙を見た上司に「すごい…

刳り抜かれた死体 感想

死体シリーズの新作が出た。 タイトルは『刳り抜かれた死体』です。THE FORWARD Vol.6 (ブルーガイド・グラフィック)実業之日本社Amazon『死体の汁を啜れ』が出た時は、あまりの面白さに大興奮しつつも、キャラクター含め大好きだったので終わるのを寂しく感…

モーティリアンの手首 宣伝

すずめの戸締まりはダイアンが好き。先日、白井智之の新作がジャーロに掲載されたのをご存知ですか? 今知りましたね。では買いましょう。↓↓↓ジャーロ No. 85作者:ジャーロ編集部光文社Amazon掲載されたのは『モーティリアンの手首』という短編です。【あら…

方舟 感想

また健康診断で貧血判定をもらった。 貧血皆勤賞だぜ。 噂になっていた『方舟』を読んだので、その感想を書いていきます。タイトルの通りネタバレ有なので、未読の方は絶対に先に進まないでください。 今後の人生の楽しみを潰さないでください。買えるように…

名探偵のいけにえ 感想

とりあえず誰かとこの話をしたくて仕方がなかったけれど、話す人がいなかったので一人で書いています。つらい。『名探偵のいけにえ』の話をごりごりにネタバレしていきます。未読の方はこのページを閉じましょう。名探偵のいけにえ: 人民教会殺人事件作者:白…

お前の彼女は二階で茹で死に 感想・レジュメ

夏バテでご飯が食べられない。 酒は飲むけど。今回は、8月5日に文庫化された白井智之氏の『お前の彼女は二階で茹で死に』の感想をネタバレ有りで書いていきます。感想というか、考察というか、レビューというか、まあそこらへんはいつもの如く混在しておりま…

あと十五秒で死ぬ 感想・宣伝

何回読んでも好きだと思える"短編集"は、実は多くない。少なくとも私にとっては。 短編集には概ね4話以上が収録されているが、その全てが面白く、全体のバランスが取れていなければ短編集ごと愛せない。連作短編、シリーズものでないなら尚更。それでも好き…

そして誰も死ななかった 感想

最近チェンソーマンを読んだ。 悪魔のデザインが気持ち悪くて良い。 『そして誰も死ななかった』(著:白井智之)の文庫化に伴い再読をしたので、今日はそのあらすじ、登場人物紹介、感想を書いていきます。 そして誰も死ななかった (角川文庫)作者:白井 智之KA…

奈々子の中で死んだ男 感想・宣伝

最近腰が痛む。まだ若いのに、どうして。 さて今回は、2022年に入って初めて白井先生の新作が出たのでブログを書いています。(正確には『そして誰も死ななかった』の文庫化もあり若干改訂されているから、初めてと断言して良いかは微妙。) 新作はジャーロNO.…

死体の汁を啜れ 感想

スタバのゆずシトラスティーが好きです。 さて、本日は8月下旬発売の白井智之氏最新刊。 『死体の汁を啜れ』の感想をネタバレ有りで、ずらずら書いています。いつも以上に理路整然に欠ける書き殴りっぷりです。 写真は為書きサイン本とクリアファイル。自慢…

ミステリー・オーバードーズ 感想・レジュメ1

白井智之の記事が多め。 最近ルービックキューブにはまりました。 さて今回は、今年5月に発売された『ミステリー・オーバードーズ』(著:白井智之)という短篇集を読んだところ、まさに脳汁濃縮ベースの美味しい闇鍋短篇集だったというお話をしようと思いま…

隣の部屋の女 感想・宣伝

白井智之氏の短編が出てるなんて!! 私聞いてない!! ちょっと宣伝甘くない!? それとも私のリサーチ不足!? 悔しい!! でも嬉しい!! 至福!! ということが出張中にありまして。気付いたのは深夜だったけど、1日の疲れが吹っ飛んだ。お風呂に入るよ…