午前五時の殺風景

ミステリとホラーを好む社会人。音楽もたまに。日々言葉が死んでいく。

好きな本のレビュー 【ネタバレ無】

縛られた男 感想

久しぶりに本の感想です。 リハビリがてら、WEBで手軽に読めるこちら。 STORY BOX 2023年11月号掲載 縛られた男 (白井智之) 白井智之「DETECTIVE FICTION」|STORY BOX 写真でかすぎてごめんなさい。 大きさの変え方よくわからなかった。 今回はネタバレなし…

おやすみ人面瘡の聖地を巡る

仙台に赴いた。 そう、おやすみ人面瘡の聖地を巡るために……と言いたいところですが、実際は友達に会うという名目もあったので、所詮ライト層オタクにすぎないのです。おやすみ人面瘡 (角川文庫)作者:白井 智之KADOKAWAAmazonこれはその聖地巡礼のレポです。 …

モーティリアンの手首 宣伝

すずめの戸締まりはダイアンが好き。先日、白井智之の新作がジャーロに掲載されたのをご存知ですか? 今知りましたね。では買いましょう。↓↓↓ジャーロ No. 85作者:ジャーロ編集部光文社Amazon掲載されたのは『モーティリアンの手首』という短編です。【あら…

氷礫 vol.2を入手したので宣伝

最近日本酒に弱くなってきた。 速攻で酒焼けして喉が死ぬ。先日、東北大学SF・推理小説研究会の機関誌『氷礫 Vol.02』を入手しました。 学祭での販売でしたが、一般の方は入場のために事前予約が必要だったようなので、もしかしたら買えなかった方も多いかも…

白井智之全作レビュー (単行本10作記念)

白井智之の単行本がキリよく十冊を迎えた。 おめでとうございます!一ファンとして、2014年のデビューから8年が過ぎ、これだけの本が出た事が本当に嬉しい。毎年コンスタントのに新作が出ていることは追いかけている身としても楽しいし、クオリティが落ちる…

あと十五秒で死ぬ 感想・宣伝

何回読んでも好きだと思える"短編集"は、実は多くない。少なくとも私にとっては。 短編集には概ね4話以上が収録されているが、その全てが面白く、全体のバランスが取れていなければ短編集ごと愛せない。連作短編、シリーズものでないなら尚更。それでも好き…

奈々子の中で死んだ男 感想・宣伝

最近腰が痛む。まだ若いのに、どうして。 さて今回は、2022年に入って初めて白井先生の新作が出たのでブログを書いています。(正確には『そして誰も死ななかった』の文庫化もあり若干改訂されているから、初めてと断言して良いかは微妙。) 新作はジャーロNO.…

デスゲーム系ミステリのアンチでありファン

タイトル通り、デスゲーム系ミステリのアンチでありファンである。たぶん。きっと。 読了後、(平凡な社会人に過ぎない身分で)かなりぐちぐちと文句を垂れるくせに、読むのをやめられない。お世辞抜きで絶賛できるデスゲームを求めてつい手を伸ばしてしまう。…

隣の部屋の女 感想・宣伝

白井智之氏の短編が出てるなんて!! 私聞いてない!! ちょっと宣伝甘くない!? それとも私のリサーチ不足!? 悔しい!! でも嬉しい!! 至福!! ということが出張中にありまして。気付いたのは深夜だったけど、1日の疲れが吹っ飛んだ。お風呂に入るよ…

そのナイフでは殺せない 宣伝

今回は、森川智喜先生の最新作『そのナイフでは殺せない』の書評をします。 そのナイフでは殺せない作者:智喜, 森川光文社Amazon 正直、書評をそんなに読むわけではないので読書感想文になっていたら申し訳ないのですが、気負いせずゆるゆる書いていきます。…