白井智之氏の短編が出てるなんて!!
私聞いてない!!
ちょっと宣伝甘くない!?
それとも私のリサーチ不足!?
悔しい!! でも嬉しい!! 至福!!
ということが出張中にありまして。気付いたのは深夜だったけど、1日の疲れが吹っ飛んだ。お風呂に入るよりも疲れが取れた。すばらしい。好きなものパワーは偉大だ。
そして帰ってきてからちゃんと買いました、小説宝石2020年2月号! わーい!
月が変わる前に気付いて買えてよかった……。
嬉しい嬉しい〜!
嬉しすぎてめためたにかわいいピンクで加工してみた。
今月は官能小説特集なのね(毎月どんなものか知らないけど)。そこに掲載される白井作品大丈夫?倫理的にOK?セックスした一行後に殺人してない?
そんな不安を持ちながら読み始めました。白井智之著『隣の部屋の女』
妊婦である田代梨沙子は、園畑のマンションへ旦那と共に引っ越してきた。ある日、隣の部屋に住む東条桃香が拉致されている様子を目撃してしまう。警察はあてにならない、夫も他人には興味がない、ならば自分がと独自で東条の行方を追う梨沙子だが……。
短編ながら、なかなかボリュームのある内容。白井先生らしからぬ平穏な日常から話は始まりますが、途中からアクセルかけてきたし、白井感健在でした。多少説明が雑なところがあるものの、話の複雑さと逆に一部の推理はシンプルに行われているなど、メリハリがありました。白井先生の短編の中では比較的スッキリしていて、読みやすくて、人に(いろんな意味で)勧めやすい作品です。
今年初白井作品ドープ、気持ち良くできて楽しかった。ぜひぜひ読んでみてほしい。あ、小説に挿入されていた扉絵を描いてくださった方のツイートもありますので、ぜひタイトルと作者名で検索かけてみてくださいな。仄暗くて綺麗。