午前五時の殺風景

ミステリとホラーを好む社会人。音楽もたまに。日々言葉が死んでいく。

好きな本のレビュー 【ネタバレ有】

名探偵のはらわた 感想

そういえば、はらわたの感想を書いていなかった。 これは初読の時に「白井先生なら作風が変わっても売れ続ける!」と(偉そうに)確信できたくらいには衝撃を受けた作品で、大好きなはずなのだけど……。 会社に持っていっていた時に、表紙を見た上司に「すごい…

刳り抜かれた死体 感想

死体シリーズの新作が出た。 タイトルは『刳り抜かれた死体』です。THE FORWARD Vol.6 (ブルーガイド・グラフィック)実業之日本社Amazon『死体の汁を啜れ』が出た時は、あまりの面白さに大興奮しつつも、キャラクター含め大好きだったので終わるのを寂しく感…

死体の汁を啜れ 考察

『死体の汁を啜れ』の地縛霊です。今いけにえとはらわたが盛り上がっているのに、わざわざ一年半前に刊行されたものを取り上げるあたり、間違いなく牟黒市の呪縛から逃れられていない。今回は、そんなふうにもやもやし続けている『死体の汁を啜れ』について…

モーティリアンの手首 考察

先日初めて高速道路を運転しました。 事故ってないです。 さて、先日は紹介しかしなかったのですが、白井智之『モーティリアンの手首』の考察をしていこうと思います。 毎度のことですが、私の考察はぼやきみたいなものなのですが……。 あらすじの下からネタ…

名探偵のいけにえ 考察

ライブ前に大きい仕事の予定が入りバチギレしている。『名探偵のいけにえ』で起こったことについて、今度は真面目に考察したいと思います。例によってネタバレ有ります。 そして今回は、若干『名探偵のはらわた』のネタバレも含みます。ご了承ください。前に…

方舟 感想

また健康診断で貧血判定をもらった。 貧血皆勤賞だぜ。 噂になっていた『方舟』を読んだので、その感想を書いていきます。タイトルの通りネタバレ有なので、未読の方は絶対に先に進まないでください。 今後の人生の楽しみを潰さないでください。買えるように…

名探偵のいけにえ 感想

とりあえず誰かとこの話をしたくて仕方がなかったけれど、話す人がいなかったので一人で書いています。つらい。『名探偵のいけにえ』の話をごりごりにネタバレしていきます。未読の方はこのページを閉じましょう。名探偵のいけにえ: 人民教会殺人事件作者:白…

お前の彼女は二階で茹で死に 感想・レジュメ

夏バテでご飯が食べられない。 酒は飲むけど。今回は、8月5日に文庫化された白井智之氏の『お前の彼女は二階で茹で死に』の感想をネタバレ有りで書いていきます。感想というか、考察というか、レビューというか、まあそこらへんはいつもの如く混在しておりま…

そして誰も死ななかった 感想

最近チェンソーマンを読んだ。 悪魔のデザインが気持ち悪くて良い。 『そして誰も死ななかった』(著:白井智之)の文庫化に伴い再読をしたので、今日はそのあらすじ、登場人物紹介、感想を書いていきます。 そして誰も死ななかった (角川文庫)作者:白井 智之KA…

死体の汁を啜れ 感想

スタバのゆずシトラスティーが好きです。 さて、本日は8月下旬発売の白井智之氏最新刊。 『死体の汁を啜れ』の感想をネタバレ有りで、ずらずら書いています。いつも以上に理路整然に欠ける書き殴りっぷりです。 写真は為書きサイン本とクリアファイル。自慢…

ミステリー・オーバードーズ 感想・レジュメ1

白井智之の記事が多め。 最近ルービックキューブにはまりました。 さて今回は、今年5月に発売された『ミステリー・オーバードーズ』(著:白井智之)という短篇集を読んだところ、まさに脳汁濃縮ベースの美味しい闇鍋短篇集だったというお話をしようと思いま…

東京結合人間 感想・レジュメ

久しぶりの投稿となりました。こんにちは、表染です。 前の記事の時点では学生だったのに、ついに社会人となってしまいました。つらい。 今回は、東京結合人間(著者:白井智之)のネタバレしまくり記事を書きました。といっても、学生時代に読書会用に書い…