午前五時の殺風景

ミステリとホラーを好む社会人。音楽もたまに。日々言葉が死んでいく。

おやすみ人面瘡の聖地を巡る

仙台に赴いた。
そう、おやすみ人面瘡の聖地を巡るために……と言いたいところですが、実際は友達に会うという名目もあったので、所詮ライト層オタクにすぎないのです。

これはその聖地巡礼のレポです。
(読み返す時間があまり取れなくて、見落としがある可能性あり。あと普通に気力がなくて仙台駅付近しか行ってない。)


ここから先は、推理には触れませんし展開がバレないように配慮はしましたが、おやすみ人面瘡について何も知りたくない方はブラウザバックした方がいいです。
ではどうぞ!


観光スタート

⓪仙台駅
これはノーカウントかと思って一応0。

仙台駅自体はメインで出てこないので。
ただ舞台は仙台なのでね、一応ね、載せておこうかなと。
人が多すぎる。


①パルコ、もといPARCO(人名ですが)

プチプラもお高めのお店もたくさん集まった仙台駅付近。華やか過ぎて目が眩む。このPARCOも良いお店の集まりだし。
と思っていたところでふと思い出されるパルコ。
煌びやかに見えた仙台が急に汚く見えた。
ありがとう、人面瘡のおかげで私の眩暈が治りました。


②迂遠寺通り、もとい定禅寺通り

本当は光のページェント(クリスマス期間限定の、木々のライトアップ)の時期に行ったほうが良かったのですが、光も葉も何もない寒々した風景になってしまった。
まあ、光ぺ時期の華々したところに小説を片手に持った女が一人で写真を撮りまくっていたら、変な目で見られていたかもしれない。
浮かれるカップルたちを目にして「私が暴れてやろうか!!!」と叫んでいたかもしれない。
これで良かったんだきっと。


③ムヨ台公園、もとい勾当台公園

これのネーミングセンス、笑っちゃう。
てかこの写真のピントどこに合ってんだ。

ここは小説の中でも一番記憶に残る場所ですね!
私が行った時は、数人がベンチでのんびり過ごしているだけで、とんでもない事態にはなっていなかったです。平和。


④匡分町、もとい国分町

うわー!治安が悪い!
都会の裏側のこういうところを見ると、少し安心する。煌びやかなだけじゃ生きていけないんだよ。
写真を載せるのはやめておきますが、明らかにヘルスが集まっていそうなビルもあり。
夜にここを男性だけで歩くと、キャバなり風俗なりの声掛けに合うらしいので、白井先生にもその記憶があったのかもしれない。


⑤国道48号線

バイクがあればここを突き進んで山形までいきたかったけれど、バイクに乗れないので仕方がない。

ちなみに仙台の交通マナーはすこぶる悪いので、原則第二車線運転が吉だし、横断歩道で車に止まってもらえる確率は0だし、自転車があらゆる場所からひゅんひゅん通る。
ここで免許を取ると、色々な何かが鍛えられるかもしれません。


⑥比呂瀬川、もとい広瀬川

本当は赤子橋……ではなく愛宕橋から撮りたかったけれど、別の橋から。

ここをまっすぐ進むと、白井先生の通っていた東北大学川内キャンパスがあります。
白井先生は法学部なので、まさにこのキャンパス。
ちなみに在学中に所属していた推理小説研究会も、ここに部室があります。すんごいボロい。
(本日は訳あってキャンパスへは行けずでした。)

さらにちなみに。デビュー作の『人間の顔は食べづらい』に出てくる河内ゐのりですが、苗字はこの川内という地名から来ているのかもしれません。



反省会

・余力があれば、ハートフル永町の元っぽい長町にも行きたかった。(ハートフル長町は実在しないので、どこに行ったらいいかわからないけど。)
あとは車で回れたらもっと物語の疾走感を信じられて楽しかったのかもしれない。

・肝心の舞台の塁団地ですが、これはどこが元なんだろう? 強いて言えば泉とか?
漢字がどことなく似ているかも。
でも団地でパシャパシャ写真を撮るわけにはいかないし、なんにせよ行かなかったですね。

・過去仙台に住んでいたので、1時間くらいで特に迷うこともなくこの観光を終えました。

・回ったのは記事記載順です。惨劇に思いを馳せながら歩きました。バスよりも徒歩の方がいいと思います。

・疲れたらカフェ巡りをするのがおすすめです。
美味しいところが沢山あるので。あらゆるスタバは激混みしているので、個人経営カフェがおすすめです。そこでゆっくり本を読み返しましょう。

巡礼をする予定の方は参考までに。



最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました。
次回は『東京結合人間の聖地を巡る』千葉県印西市ドライブツアー編でお会いしましょう。


冗談です。