午前五時の殺風景

ミステリとホラーを好む社会人のブログ。音楽もたまに。日々言葉が死んでいく。

岡野昭仁からの愛が重い気がする

タイトル通りです。
ここから下は長文の激重ラブレターなので注意。





先日ツアーの暁に参戦して、勿論そのネタバレはしませんが、やっぱり昭仁さんからの愛が重いなと感じることが多かったのでお気持ちまとめました。

最近のメディア

昭仁さんにとっては、20周年の東京ドームライブがやっぱり大きかったらしい。

そこでの景色がすごかったと。忘れられないと。いろいろな場所でそう語ってもらっている。
そして今回のアルバム『暁』のインタビューでのコメントがこれだ。
ポルノグラフィティ「暁」インタビュー|岡野昭仁と新藤晴一が5年ぶりのアルバムに注ぎ込んだ等身大の音楽 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

同時に、もう1つフィルターがあるとすれば、ポルノを応援してくれるファンの方にフォーカスしたアルバムにしたいという気持ちだったと思います。ファンの方たちが、「お、ポルノがこんなことやってくれたぞ」みたいに喜んでくれるであろうアルバムを作ることを指針にしていたんですよね。それによって具体的に何か大きく作風が変わったとか、そういうことがあったかどうかはわかりませんけど、でも制作に対しての気持ちは確実に今までと大きく変わったと思う。今まで僕らをずっと支えてきてくれた人や最近ファンになってくれた新規の方々が少しでもザワザワしてくれるものを作ろうということばかり考えながら制作していたような気がします。

音楽シーンという大きな場所に自分たちの楽曲を届けよう、みたいな気負いがなくなり、応援してくれる方々のもとに届けることだけを素直に考えながら作れたアルバムだったので。

さらにこちらの動画でも
「赤裸々🏠SESSIOONe presented by Rolling Stone Japan」Vol.1 岡野昭仁(ポルノグラフィティ)×井口理(King Gnu)×高木祥太(BREIMEN) - YouTube

「燃料はファンの人たちが投下してくれるから」
「本当に感謝をしなきゃいけない。感謝してきていたつもりだったけど」
「長く続ければこうやって新しい景色が見れるから」
「悩み事ゼロ!」

ここで私はだいぶ嬉しくて号泣しつつも「ん?」となっていた。
以前の昭仁さんなら、確かにファンに感謝はするけれども、もっと手探りというか「これでいいのかな。でもまあ、喜んでもらえたらいいな」くらいのニュアンスだったんじゃないのかな、と。少し思う。

ドームでの20周年ライブ

ここで20周年のライブを思い出すのだけど、私はずっと気がかりだったことがあって。
それは、本間さんが「君たちポルノが何出しても好きっていうでしょ?」と言ったこと。
しかもそれに対して、勢いよく手を上げた人たちも多かった。(私は反抗したかな、おずおず流れで上げたかな、覚えてないけど。)

あの時、私もそうなのかもしれないが、ファンが盲目であることを突きつけられたようで、心を抉られた。実際体感で多いと思うし。
と同時に、ポルノのお二人にも痛く思えている言葉なのではないかと思い、どんな気持ちで聞いたのだろうと不安だった。

「なんでも受け入れてくれるから適当にやろう!」となったわけではないとわかる。ファンに一途にアルバムを作って届けてくれる時点で、しかも昭仁さんの最近の歌声の進化を見るに、そんな惰性でやっているなんて思えない。
48歳にもなって今が一番歌がうまいんだぞ。惰性でできたら人間じゃない。怖い。

となれば、ドームで何かの感情を抱いたわけだ。
ここからは私の推測というか妄想でしかないですが……
もしかしたら、手を上げないファンにも目を向けたのかもしれない。「ポルノならなんでも好き!という人も、そうでない人もいる。そんな様々な人に支えられて今この場に立っている」と感じたのかもしれない。
或いは「ポルノという一種のジャンルが確立されているのだ」という自信がついたのかもしれない。
まあ、真意を聞く機会は無いからわからないけど。
でも、プラスの感情を抱いてくれたのは確かだ。

その場で、晴一さんは「今日この景色を見たら、今までのことが全て正解だと思っていいですか?君たちが正解にしてくれますか?」と言った。
昭仁さんは「皆さんはポルノグラフィティを好きでよかったですか?僕は、ポルノグラフィティでよかったです」と言った。
二人にとっては、自分達の好みの曲が作れないジレンマもあっただろう。メンバーの脱退もあり、それ以外にも、悩むことは山ほどあっただろう。だからいつも手探りのようなコメントが多かったし。

そのドームの場で、昭仁さんが言った印象的なことがもう一つある。
「皆さんも、何か一つでいいから、誇れるものを見つけてみてください。……と、いつもは言わないけど今日は偉そうに言ってみます」
と笑ったのだ。
あの昭仁さんが。まったく偉ぶらないで、説教臭いことも言わないで、のほほんとしている昭仁さんが。そんな教訓めいたことを言うなんて。

おそらく昭仁さんの中で、誇れるものが見つかった日だったんだろう。「自分達にはたくさんのファンがいる。今までの努力が正しかったからこれだけのファンがついてきたのだ。ああポルノグラフィティでよかった」と。
(そう考えると、私が上げた可能性の一つ目がありえそうなのかな。色んなファンを見てくれたんだろうな。)


昭仁さんがソロ活動を始めて、みるみる歌が上手くなって、Twitterも初めて、若いアーティストともコラボして、ファンへの感謝の言葉が増えて……ってなったのはそれ以降かな。やっぱり。
本当の意味で、自分の歌声や努力に自信がついたんだろう。比較的ドライ(昭仁さん自称)というのもあるので、こんなに明確に昭仁さんの心を動かせたあのドーム、すごかったんだな。

嬉しいからなんでもいいか

という分析めいたことをずらずらやってきてしまったけど、結局ファンは推測するしかないので、これが真実とも限らないのですが……。

真意がなんであれ、私は感謝の言葉がたくさんもらえるのは嬉しいし、歌が上手くなっているのにも感動したし、何より大好きな人が「悩みゼロで楽しくやってる!」と言ってくれるのは幸せ。
48歳になっても元気に楽しく活動してにこにこくれていて「ポルノの将来に不安はない!」と言い切ってくれるなんて、ファンが幸せすぎる。
こっちは曲が好きで聴いてるだけなのに、その上ライブも楽しくて活動方針にも不安がなくてたくさん感謝していただけて、こんなに満たしてくれるとはどういうこと?

ただ、これだけ感謝してもらっているのに、むしろこっちは音楽で何百回も救われている側だし、いっぱい聴いていっぱいお金を落とすことしかできなくてごめんなさいって感じ。
ファンレターの一つでも書いてせめてもの自己満をしたいけれど、恩を言葉にしきれなくて好きになってから一回も出せていないし。本当に無力。
「ありがとう」と言われる度にしんどくなる。(これは幸せな悩みなんだろうけど……あらゆるオタクの中でも相当幸せな悩みだな、きっと。)

そもそも何故今こんなことを考え始めた?

なんだかんだでこういう人間臭くて温かいところが、ずっと前からの変わらないポルノグラフィティなんだろう。
そういえば私がファンになる前も「ハネウマっていい曲だな」と思ってずぶずぶ聴き始めたら、曲だけじゃなくて人柄とかライブのパフォーマンスとかそういうところもうっかり好きになってしまったという流れだったし。
今も、それをもう一回繰り返しているだけなのかもしれない。初恋をもう一周してる感じ。だからしんどい期に入ってしまったんだな。仕方ないね。
あれですよ、長年連れ添った人から改めてお礼を言われて胸がキュッてなるやつ。(連れ添ってる人いないから知らんけど。)

そう考えると、私は10年くらい好きでいるけど、このタイミングでもう一度惚れ直させてくれたポルノってやっぱりかっこいい。
あの時より確実に歳を取ってるし曲を出すペースも遅いはずなのに、こんなにまた好きにさせてくれるのか。ありがとう。

私はポルノの曲に会えて幸せで、おかげで毎日生きていけているので、お二人にもずっと幸せな気持ちでいてもらえたらいいなと思っています!
あと「ありがとう」は絶対にこちら(ファン)の台詞なのでそれも忘れないでほしいです!こっちにも感謝させて!

おしまい!